水を流しっぱなしにする。それはつまり人生である。
水不足の国でやったら絶対に怒られる一人遊びを、たまにしてみる。
水を流しっぱなしにして、何か他のことをやる。
たとえば、メールを返信したり、SNSをチェックしたり、ブログを書いてみたり。
いや、絶対に怒られることはわかっているから、怒んないで。
どうしてこんなことをしているかっていうと、
いまこの瞬間に時間が流れてるんだ
ってことを実感するから。
で、
その流れて行く時間を無駄にしたくないよなあ
って実感するから。
水を流しっぱなしにする。
そうすると、いてもたってもいられない気持ちになる。
「早く止めないと、早く止めないと」
「あああ、流れてっちゃうー」
そんな気持ちにかられる。
けれども、その間にやると決めたことが終わるまでは、水を止めてはいけないルール。
これをやると実感するのは、一分一秒の大切さ。
いまこうしている間にも、ぼくらの寿命が、それはいったい何年なのか分からないけども、
ジャージャーと流れ出ているわけで。
その蛇口は、開くことはできないけども、閉じることはできない。
そんなことを考えると、いてもたってもいられなくて、せかせかしてしまい、
人生の余裕なんてものはこれっぽっちもできなくなってしまうのだけど、
そんな中で、いま自分はどんなことをするのかってことを、
もう一度力強く選んでいくきっかけになる。
そうじゃないにせよ、「流れていく」その事実だけは、目に見えてわかるから、たまにやってる。
流される人生ではなくて、じぶんから流していく人生になる気がする。
いや、うまいこと言ってしまった。
いや、怒んないで欲しいんだけども。
この記事を読んだらこちらも気に入っていただけるはず
スポンサードリンク