だから君の言葉で人は動かない。「目上にそれ言う?」友人のツッコミが教えてくれたこと
どんな人とも分けへだてなく、対等の関係をつくっていると思っていて。ぼくは。
後輩とも、同年代とも。
それができたつもりでいたぼくに
友人が言ったキツい一言
「いや、してないよ」
そのことから見直せた他人への態度。
「親しき中にも礼儀あり」なんて、だれだって分かっちゃいる。
そう、分かってはいるんです。分かっては。
それを、どう行動にするかが大事。
目上に指示すんの?
「おれはちゃんとリスペクト持ってるよ?」
なんの話だったか、そんなことをぼくが言う。
たぶん、どっちかって言うと、ぼくが友人の相談に乗っていたとき。
たぶん、どっちかって言うと、ぼくがちょっと調子乗ってしゃべっていたとき。
けれども
「え、してる?」
友人が予想外のところからぼくに疑問を投げかける。
「してるよ!」
「いや、してないよ。
大地(著者)はさー、もうちょっと必要だと思うよ」
「なにが?」
「目上に同じ感じで言う勇気ある?
なんか大地の言い方けっこう「指示」って感じなんだよね」
言葉につまる。
ってことは、意識してないってことで。
目上に言うつもりで、か。
相手に対等に付き合っているってのは、どうやらぼくの思い込みだったようで。
外から見たら、それは全くもって対等なことなどなく。
むしろ全然真逆で、「指示」という「上から目線」だったのです。
「指示」するな。「依頼」せよ。
坊っちゃんかぼちゃのブリュレ / Mayuki
それからというもの、じぶんの発言にチェックが働くのです。
「これやっといて」
↓
目上に言うか?
↓
言わない
↓
これやってもらえるかな?
「ちょっと来て」
↓
目上に言うか?
↓
言わない
↓
ちょっと来てもらえる?
こうやって言い換えていく。
この経験から学んだことは、あとで勉強したことは、どんな人にもまずは
「依頼するように頼むと、こころよく受け取ってもらいやすい」
ということ。
本当に切羽詰まった状況じゃない限り、
指示されると、人間は反発から入ろうとする。
だから依頼。
けど、その根っこにないといけないのは
「相手は相手で尊重するもの。
思い通りにして良いものじゃない」
という意識。
そう考えると、ぼくはずいぶん「上から目線」だったなあと。
少しずつ言い方と考え方を考えるようになりました。
***
「親しき中にも礼儀あり」
とはよく聞くけれども、
それだと
「礼儀くらいじぶん踏まえてるから」
と考えてしまいがち。
そしてそれを態度で示すためにチェックする。
「それ目上に言う?」
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