人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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告白することは、損だよね、今の時代は

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告白することは、今や大きな損になるかもしれない。



「え、なんで告白するの?」
とその人はぼくに言って。

好きだからじゃん
と言い返すと、変なの、みたいな顔をした。

「告白したほうがぜったいに損だよ」
しなければずっと今の関係続けられるんだよ?えー
みたいな。


そのときはさっぱりわからなかったけど、
冷静になって時代を見るならば、それもそうだってわかるようになったのです。




合コンはもう死んだ?

い津み(赤坂)
い津み(赤坂) / yto

「合コンって本当にやる人いるんですね」
って言われたのはたぶん2,3年前くらいから。
そのとき18歳くらいの人たちに言われるようになった。


これはアンケートの結果とかそういうことに出ているわけではなく、ぼくの感覚でしかないのだけれど、
ぼくの下の世代から、合コンの量はかなり減ったようにも思う。


「合コンって本当にやる人いるんですね」
という言葉も、その一つのあらわれで、
もはや「おまえ、ジェネレーションギャップだね!」って言われているようにしか感じなかった。
ポケモン赤緑? そういうシリーズもあったんですね」って言われた以来の衝撃だった。


果たして合コンに変わって、どういう異性とのつながり方に変わっているんだろう?


これは根拠なき仮説ではあるのですけど

ぼくら(昭和50〜60年近辺)の上の世代はクラブがひとつの出会いの場所となっていたけども、
(ちなみにぼくはクラブに行って出会ったりはしていたけども)
それがだんだんと合コンという「手軽な店での設定された人数」というかたちになり
今は「タコパ」「鍋パ」「ピザパ」のような、
「家での親しい人同士の飲み会」みたいな形に切り替わったのかもしれない。

より身近な場所、身近な人同士での関係づくりなんじゃないか、と。



そうなるともはや、新しい関係をつくるために出会うというよりも、
身近な関係をじっくり長く続けていくことが好まれるように思うんです。

そして
一対一での異性との付き合いを考えるよりも、
多数と多数での異性との付き合いを重視するようになったってことも。



「ゆるく長くつながり世代」の登場

ふぐ寿司!
ふぐ寿司! / emiemihuimei


これは以前も書いたことではあるのだけど

copy.hatenablog.com


SNSの日本での流行が
2004年から始まるミクシイの流行。
2008年からTwitterが始まる。

そこからiPhoneを始めとして、スマートフォンの流行とともに一気にSNSが普及する。


そうすると、つながり方もだんだんと変わってくる。
ゆるく長くつながる関係。
それは以前にも書いた通り。
今まで直接会うかメールするかしか相手が何をしているのか知る手段がなかったのにも、
SNSではそれがだだ漏れ。相手がだだ漏れ。

しかも、連絡を取ろうと思えば相手にコメントをすればいい。
「遊ぼうよ」とか「最近何してんの?」とか。つまり、関係が冷え切らずにずっとつながり続けることができる。


SNSが普及する前の、恋愛とリスクについては、

以前は、物理的にそばにいられなくなったら、近しい関係にならないといけなかった。

たとえば職場が変わったり、バイトが変わったり、学年が上がったり、学校が変わったりするごとに
近くにいられず、自然と会うこともできない。
だから必死に会う機会をこちらからつくる。

このとき「会いたい」と思う。
その気持ちこそが恋愛だったし、
そう思うことで「今、じぶんは恋愛をしているんだ」と自覚していたわけで。

それは同時に、
自分は恋愛するんだ、下手すると相手にぶつかって嫌われて関係が元に戻らないかもしれない、
そういうリスクを取る覚悟をした。


しかしそんなことはもうしなくても良くなって。


タイムラインで相手の近況は流れてくる。
その投稿に「おう、元気?今何してんの?」と返せばコミュニケーションできるし、
話が盛り上がったらLINEで個別に話せばいい。




結論:告白しないほうがおトク

ふぐ皮ポン酢
ふぐ皮ポン酢 / Koji Horaguchi

こう考えくると、
これからもコミュニティの中で関係を持てる可能性は十分にあるのだから、
告白することで、その人を四六時中独り占めすることで得られるメリットを手に入れようとした結果、
もしも失敗してそれを失ってコミュニティの中で一緒にもいられなくなってしまうのなら、
冷静に考えて告白しないほうがぜんぜんオトクじゃないですかって話になるわけで。


「告白したほうがぜったいに損だよ」

今の関係を続けていったほうが絶対に一番いいよ。
友達のままでいたほうがいいよ。

そういう悩み自体は、きっとこの「ゆるく長く」の時代関係なくあったことなのでしょうが。
ここからの時代は、より一層。



何をもって告白するのだろうか

さて、そんな中でもじゃあ告白することって一体にしてどんなメリットがあるだろうかって思う。

セックスだろうか。
そう思ったけれども、
もはや、性関係とか身体関係みたいなものも、
親密さが変わることが原因なのか、少しずつ多様さが生まれている。

たとえば「セフレ」は前からあったけれども
「ソフレ」という新しい関係も言葉としてしっかり世の中に認識されるようになってきてますしね。


ぼくのサイトも「ソフレ」検索で入ってこられた方多いですよ。
「ソフレ 仙台」とかガチで探してる勢の方もいらっしゃるし。

「既婚者合コン」とかもありますしね。


いやあおもろいなあと思ってます(否定する気はないっすよ)
いやあ、おにいさん時代についていくので精一杯ですよ、はっははあ(しろめ)



ただひとつ気づいたのはですよ、
誰かを独り占めにするための恋愛は
そろそろ意味がなくなってるんじゃないかってことです。


告白は、単純に損なことになってしまったのか、
あるいは
告白することで、手に入れる利益が少しずつ変わってきたってことなのか
どっちなんだろうなあ。




人生を、かっぽしよう
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