キツイって言わない
筋トレをするようになってから、考え方がガラリと変わった。
たぶん今、ドMだ。
筋トレの人たちの話を聞いていると、「効いてる」って言う。
トレーニングをマックスまで追い込むと、筋肉が張ってきて、動かすこともままならなくなってくる。これが「効く」ってこと。
筋トレする人には分かりきったことだけれど、このバンプまで行かないと、筋肉の発達はないわけで、「キツくないところまでで軽く」なんてやってると、筋肉が余裕の状態で「もっと強くならないと」って思わないので発達しない。
筋トレってだいたい3〜5セットやるんだけど、すべてのセットはラストのセットの最後の1回に「もう無理!」ってところで「もっと強くならないと!」って思わせるためにある。
全ては最後の1回の追い込みのためにある。
これはかなり学びの深いところだった。
筋トレをするようになると前向きになる。
と言われていて、半信半疑だったけど、本当に最近前向きで、仕事のアウトプットに対してもけっこう前向きになった。
どうやら「テストステロン」っていう闘争本能に関わるホルモンが出るかららしい。
それに加えて、この「追い込んでこそ得られることがある」という考え方が影響してる気がする。
キツイことはストレスとなってしまう時代だ。
そう言えば保健体育の授業で「ストレス」の章を勉強したとき、「実はストレスというのは私たちの生活の至る所にもあります」みたいなことが書いてあって、ストレス表があって、「冬の冷たい風」にすらぼくらはストレスを感じているんだということを読んで、衝撃を受けたことを今でも覚えている。
保健体育は偉大。
過度のストレスが良いなんてもちろん言わないけれど、「ストレス社会に」なんてチョコレートに書かれる時代だから、やっぱぼくら少しでも闘うことを思い出さないといけないんだよな。
人生を、かっぽしよう