緑のカーテンが上に上に、夏へ
最近はキュウリが上に上にと伸びてます。
「緑のカーテン」というものがあるんですよね。
ツル化の植物を使って、ハシゴ状のものなどを使って上に上にと這わせて、
家の中を涼しくするというもの。
緑のカーテンにぴったりなものは
アサガオにキュウリにゴーヤにホップ、パッションフルーツなんてものも。
せっかくなら食べれるものがいいよね、
なんて現金なぼくはそんなことを思うのです。
緑のカーテンでどうして気温が下がるかというと、理由は2つ。
ひとつは、日光をさえぎるから。
もうひとつは、部屋の中に入ってくる空気を冷ますから。
植物はいつも空気中に蒸散をして水蒸気を放っているので、
その水蒸気で空気の温度を下げるのです。
木かげが涼しいというのも、そういう理由なんだそうです。
調査によれば、緑のカーテンを設置すると
平均して1.7度も室温が下がるなんていうエコな面も。
「家の作りようは夏を旨とすべし。
(=家のつくりかたは夏を考えないといけない)
冬はいかなる所にも住まる。
(=冬はどんな所でも住むことはできる)
暑き比(ころ)わろき住居は堪え難きことなり
(=暑いときに悪い住居に住むことは堪えられないことだ)」
600年以上も前に、『徒然草』の中で、兼好法師がそんな風に書いているのです。
夏とどう付き合うかっていうのは、人間の古くからの課題だったんですね。
緑のカーテンが本格的に日本に登場したのは、
江戸時代からだと言われています。
家の前にアサガオを植えて上へと伸ばしたのです。
ただまあ現代では、
部屋が暗くなるとか、マンションだとできないとか、
現代ならではの課題もありますけど。
それでも、緑のカーテンを見ると、涼しさもありますが、
何よりもそれが育っていく姿が心地よく、食べられれば食べることで
うざったいなあと思っていた夏が、なんとなく必要でもあるのだなあと思うのです。
上に上に伸びるきゅうりのカーテン。
見ていると、ぼくも上に上に伸びないとなあとなんとなく思う夏です。
良い週末を。
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