一回失敗したからってめげない 小学生でもできる「修正」の考え方と問いかけ
これやろうぜ!そうだね!やろう!
と言って、一人で、あるいは仲間と一緒に何かイベントを企画することはとても大切です。
同時に、それだけになってしまいがち。
つまり一回やると、それっきり次に続かなくなってしまうんですよね。
その理由は
「やってみたけど、なんか思ってたのと違う結果になって、挫折した」
「だから、なんか冷めてしまった」
というような、思ったことと現実の違いを目の当たりにしたことです。
けれど、そこでさらなる高みに上がるには「違い」を「修正する」ということに取り組む必要があります。
今回は、修正とはどうしたら良いのかということを説明して行きたいと思います。
こうなるはず〜と思っているうちは幸せ
こんなことやれば面白いだろうなあと思っている「妄想」「想像」の状態や
こんな風にやればうまくいくだろうというような「計画」の状態などの
つまり頭の中だけで収まっている状態だと
当たり前ですけど、何も失敗しません。成功もしませんが。
そうすると、脳内お花畑状態なんですね。
超希望的観測なわけです。まったくストレスフリーな状態。
想像は誰も傷つけないんですね。
「思ったのと違う」は必ず起きると思え
さあ、いよいよ実行です。
そうすると、あれよあれよと「こんなはずでは……」ということが出てきます。
「こうなるはず〜」と思っていたのと違う状況についに疲れ果て
「自分ってやっぱり能力ないのかも…」と自暴自棄におちいり
「さようなら」とせっかくの挑戦を投げ出してしまう。
しかし、あるおじさんが科学的な大発明をするために取り組んでいた実験で
ついに1万回失敗して、奥さんにあきらめたらどうかと言われたとき
「1万回失敗したのではなく、1万回の学びを得た」と言ったそうです。
そのおじさんの名前を、トーマス・エジソンと言いました。
電球を発明した、科学者です。
失敗ではなく、学び
そう捉え直すことです。
疑問をなげかける
さて、ここからが本当の勝負です。
予想と違うということは必ず起きます。一度完璧なことなんてありえないでしょう。
そこで大切なのは、思い通りにいかなかったことに対して
「どこが?」
「どうして?」
「どうやったら?」
と疑問を持つことです。ひとつひとつ説明します。
どこが?
まずは、どこが、思い通りに行かなかったの?と問いかけます。
思い通りに行かなかった部分を具体的につかむということはとても大事です。
ここが曖昧だと、曖昧なまま考えてしまい、結局できないという事実だけが浮き彫りになり、不安にだけなっていく……ぼくがよくやりがちなことでした。
ですから、どこが?と問いかけ、しっかりとこういう行動が思い通りに行かなかったとしっかり把握しましょう。
勝負はそこからです。
ここで大事なのは
・予想はどうなると思っていたか?
・実際はどうだったか?
この二つを数や個別的名称でできるだけ具体的に把握することです。
例えば
「10人は集まると思っていたのに、5人しか集まらなかった」「◯◯さんはこう行動すると思っていたのに、思ってた通りに動かなかった」
というような感じです。
どうして?
思い通りにならない場所を把握した上で
「どうして、思い通りにならなかったのだろう?」と問いかけましょう。
この過程を通じて、本当に改善する必要のあることがはっきりしてきます。
思い当たる理由を何個か候補として出してみてください。
「招待メールを30通しか出さないから5人しか来なかったのでは?」
「紹介のページが全体的に暗い色しか使っていたから来なかったのではないか?」
「開催の時間が夜21:00〜という遅い時間だから来なかったのではないか?」
こんな感じで思い当たる理由を出しましょう。
ポイントは「◯◯が悪かったから」と「悪かった」という抽象的なことを使わないこと。
そうすると、次の段階に進めなくなります。
どうやったら?
どうして?で出た原因を改善するにはどうやったら良いだろう?と問いかけます。
招待メールをたくさん出さないことが人が来ない原因なら、招待状をたくさん出せば良いということもひとつです。
今回30通しか出せないなら、次は60通出せばよいのではないか?という風に。
ここでも「どうして?」のときと同じように、できるだけ改善案をたくさん出しましょう。
正解を出そうと思わず、思い当たるだけ書き出してみましょう。
こうしよう!
そうして決めた次への打開策をやろう!と決めれば次にやることが具体的に決まりますよね。
それをチェックリストとしてきちんと紙に書きだしましょう。
それから、実行目標日を書いておきます。
まとめ
・「思ったのと違う」は必ず起きると思え。
・「どこが?」「どうして?」「どうやったら?」の質問を投げかけることで、つぎの「こうしよう!」を決めれば、次の挑戦が見えてくる。
一度目に挑戦することは、たしかに勇気のある素晴らしいことです。
だからこそ、挑戦した後に思い通りにならないを「ダメだった」というダメージではなく、次へのエネルギーに変えることができれば、2回目以降の挑戦も継続して行うことができます。
修正する。
この大きな武器を手に入れることで果敢に挑戦し続けることができます。