はたらくがつまらないのは、食べるをサボるから
口に入れば一緒。
と言ってろくに調理もせずに、食べる人たちが大学に入ったころから多いなぁと思っていました。
朝、少し時間をかけてコーヒーを淹れてやる。
カスピ海ヨーグルトを作って食べてやる。
フレンチトーストを焼いて食べてやる。
器を素敵な方に変えてやる。
好きな音楽をかけながらコーヒーを飲む。
それだけで、じぶんの身体は見違えるほど元気に動いてくれます。
そりゃつまるところ同じなのかもしれません。
ニンジンなどに含まれるβ-カロチンって場合によっては、ですが
豚肉なんかに含まれるビタミンAになるんですよ。
身体に入ってしまえば、成分になってしまえば、同じなのかもしれない。
けど、豚肉食べるか、ニンジン食べるか、で身体の喜びはだいぶ違う。
ぼく自身が頭でっかちの、いわゆる思考が肥大化しすぎた人間なので
余計に身体をいたわるということを気にしているのかもしれません。
そのまま放っとくと、思考に身体が支配されるんですよ。
頭で考えることばかりが優先される。
何かが頭の中で解決されることばかりが優先される。
そして身体が弱くなってく。
身体が、喜ぶほうを選んでやる。
これはもはや論理で分かることじゃなくて、身体で感じるものと思います。
だからぼくは、食に喜びを持っているひとが好きなんだろうと思います。
一緒に食事をして美味しそうに食べるひとが好きなんです。
いただきます。
そう言って世界をじぶんの身体に入れようとする行為ひとつのこだわりは、きっとめぐりめぐって世界に生きてるじぶんへのこだわりになる気がします。
身体は、「何を」入れるかだけではなくて、「どう」入れるかということにも、左右されると思った、3連休の最後の朝でございます。