憲法9条がノーベル平和賞候補になる過程から、諦めず達成する上で大事な2つのことを学ぶ。
東京新聞:9条守る 第一歩 発案の鷹巣さん ノーベル平和賞候補:社会(TOKYO Web)より
正確に言うと憲法9条がノーベル平和賞候補になったわけではなく
憲法9条を守る会がノーベル平和賞候補にノミネートされました。
先日、報道ステーションでその過程の報道を見ていて
「何かを達成するには、この人たちみたいにやることが大切だ」
ということを2つ学びました。
その2つとは
■ 署名をネットで集め送った行動力
■障害にぶつかったときに諦めない修正力
この2つでした。
■ 署名をネットで集め送った行動力
発案者の鷹巣(たかす)直美さん(37)は
憲法9条がノーベル平和賞を受賞することを目標に掲げます。
そのために、あることを考えつきます。
それが
ノルウェーにあるノーベル賞のもとへ
署名を送ること。
そうして
ノーベル賞受賞へ賛同する数万の声を署名で集めたのですが
それをネットで集めたと言います。
今の時代、何かをするにしてもネットと言う世界があります。
身体的に動ける範囲を超え、同じ時間に生きていれば地球の裏側に住む人とさえ交流できます。
つまり、この何億という人間がいる中で
自分が声さえあげれば自分の想いに共感してくれる人はいるということ。
よくよく考えるとそうですが
どうにも自分で限界を決めがちです。
「ああ、どうせ無理だろ」 →「やり方分からない」のように
やり方は分かるんだけど、無理だから分からないと思い込んでしまいます。
しかし憲法9条を守る会のこの行動力を見て
世の中は開けている。
あとは自分がそこに声を出して行くだけなのだ。
と改めて気づかされました。
■障害にぶつかったときに諦めない修正力
ネットなどを通じて署名を集めたは良いものの
ノーベル賞側から「No」が突きつけられます。
と言うのは
ノーベル平和賞は個人や団体に与える賞であって
憲法9条のような条文には与えていないのです。
しかしそこで諦めないことが大事なこと。
「じゃあ『憲法9条を守る会』がノミネートの対象になれば良いじゃないか」と直訴。
それなら、ということでノーベル賞側も今回のノミネート対象にしたのです。
彼らがすごいなあと思ったのは
目的は憲法9条を守ることであり
そのための目標のひとつが憲法9条にノーベル平和賞を与えることでしたが
それではダメだと分かると、今できる可能な手段に変更した点です。
守る会「憲法9条にノーベル賞を下さい」
ノーベル賞「条文には与えてください」
守る会「そこを何とか特別に」
という風にダダ(=一方的な要求)をこねなかったのです。
孫氏の言葉に
「智将は利益と障害を考慮する」とありますが
上手く行くには障害はつきもの。障害をどう越えるかが大事なのですね。
目的のために具体的な手段や目標に執着せずに、臨機応変に修正する強さを学びました。
■まとめ:僕らがここから学ぶこと
世の中は開けている。あとは自分が声をあげる。
目的のために目標や手段に固執しない。状況に応じて自分を臨機応変に変える。
そうすれば、自分の成し遂げたいことは達成できる。