短気な自分がとっさのイライラを受け流せるようになった理由
ずいぶんとあつくなりやすい性格だ。
思ったことはとにかく相手にぶつけない気が済まないほど気性が荒かった。
思い通りにならないことはイライラするし
いったんイライラすると別のことが手につかなかった。
怒りのメールを長々と書いて相手に送りつけるときもあった。
そして、時間が経つとこう思う。
「ああ、またやっちゃった」
そのときは熱くなりすぎて気づかない。
この性分、どうにかならないものかと思っていた。
やれやれって言ってみるとだいぶ楽になるよ。
と言われたのはある友人のアドバイス。
温厚な彼にどうやったらそんなに色んなことを気にしないでいられるの?
と聞いたとき返ってきた言葉は、そんなアドバイスだった。
騙されたようにして使ってみると
何とも言えない脱力感が僕を救うようになった。
それからというもの
何かあると「やれやれ」
これが僕の口癖になった。
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自分に対してやれやれと言う
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やれやれと言う対象には2つある。
まずは「自分」に対してやれやれというタイプ。
自分と少し距離をおくというのは大事。
やれやれと言うことで自分を客観視する。
例えばすごい大失態をしてしまったときに
「どうしようどうしよう」とあたふたするのではなく
大失態をしてしまった自分を
その周りの環境も含めて一緒に見てみる。
そうすると
冷静に自分の状況を踏まえて打開策をうつことができるのです。
これは何かに似ていないだろうか?
そう、緊張したときにそんな自分を笑ってみることと同じ。
『佐藤ノート№28 〜誰のために笑うのか〜』
自分を客観視して打開策を冷静に考える。
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相手に対してやれやれと言う
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やれやれと言う対象には自分ともうひとつ。
それが「相手」対してやれやれというパターン。
相手に対してやれやれと言うことで
相手よりも一段高くなっている気分になれる。
相手の大人げない行動や、人のことを考えない行動に対して
自分も同じレベルでかっかするのではなく
自分は大人になってそれを受け入れるように考えることができる。
さっきの焦る自分のときと同じなのだが
トラブルがエスカレートしていくときというのは
争い合っているどちらも自分のことを客観的に見えていない。
人通りの多いところで怒鳴る人がいる。
そういうのを客観的に見ると
「恥ずかしいな」とか「情けない」と思ったりするが
当の本人になった途端にこの客観的な視点がなくなる。
相手に対してやれやれと思うことで
イラっとする相手さえも許容できる心の広さになっていく。
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怒るのではなく、あきれる。
今日も自分を客観的に見てみる。
やれやれという言葉を風にのっけて。
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