人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

成功したかったら失敗を許せ〜失敗を許さない世間へ〜

follow us in feedly

Twitter名言bot(together_meigen)から拾った名言

_______________________

失敗しないシステムではなく、失敗を許容するシステムこそが最善。 なぜなら絶対失敗しないって想定が失敗だから。だって「絶対失敗しない」システムかどうかは証明しようがないもの。そして失敗してまた批判されて新規システムへ。という流れが僕は嫌い。美しくない。
(RT:yuu_yuu_to)

_______________________


失敗について


$人生かっぽ





失敗=間違い
と捉える人がたくさんいるなぁと思います。



確かに、失敗によって途方もない損失が出たら大変ですよね。
けれども、そうではなくて、もう失敗が全て「ダメだ」という風潮になっているような気がするのです。


失敗を許されないのは一体何のせいでしょうか?
今回はそのことについて考えていきましょう。




■失敗を許さないのはシステム(制度)の問題か?


間違いが起こらないようにする管理と
失敗が起こらないようにする管理は違います。


間違いと言うのは、自分たちの使命感に明らかに反すること。
例えば「平和主義」なのに「戦争万歳」みたいなことですよね。


一方で、失敗と言うのは方向性はむしろ使命感に向かっています。
平和主義のために核兵器を廃絶しようとしたけど、今回は力が及ばなかった。
これは間違いではないでしょう。むしろ称賛すべきことではないでしょうか?


さて、そんなことで冷静に制度の面を見直して見ます。


確かに、学校から怪我をするとまずいので遊具を取除くなど僕たちの身の回りは
子供が元気の遊ぶという目的から、元気に遊ぶための失敗を取除くシステムになっていますね。




ただ
起業に関して言うならば、国の制度はある程度失敗を許容できるものになっていると思います。
一円で起業できるし
非営利法人だったら0円で設立できます。


そこで失敗したとしても、人生まで取られるような損害じゃないですよね。





■システムはできている。問題な風潮



僕がむしろ問題だと思うのは、社会の風潮が失敗を許さないことだと思うのです。

やっぱり、わが子はかわいいから。
失敗させたらかわいそう。


ただ、失敗をしないということはかさぶたができないことと同じです。
人間は走る練習をして、転んで、走り方を覚えるのです。


驚くことに
失敗してもそれは学習であると指導して
どんどんチャレンジさせた生徒のほうが
そうでない生徒よりも成績を伸ばして行ったそうです。


また
努力を称賛した子供たちのグループと
知性(結果)を称賛した子供たちのグループでは
困難な課題に直面した時に
努力を称賛したグループの子供たちのほうが課題に挑んでいく傾向が強く
解けない課題を家に持ち帰るほどだったと言います。




失敗を学習の機会として捉えるか
失敗を間違いだと捉えるか


それは管理する・見守る人がそのような目で見なければならないのです。


たしかにシステムも大事ですが
現状を見渡す限り
制度と言うよりも、環境のほうが問題だと感じるのです。






エジソンはフィラメントの実験で何度も失敗した。


ちなみにエジソンはそんな電球をつくる上で重要なフィラメントという部分の材質を適切なものをさがすために、何千という素材を試しました。


あのエジソンも、です。


しかし、彼は失敗を前向きにとらえていました。
「一回失敗することは、そこから学び一歩前に進んだということ」
と解釈したと言います。






失敗に対してナイスチャレンジという考えを持ちたいものですね。




▽今日の図書館▼

失敗学のすすめ (講談社文庫)

▲失敗とは何なのか?失敗を教育に取り入れるのだ。


小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密

▲成功者は素早く実践し、素早く失敗していた!