議論をしていると全然噛み合わなくなって
あれ、自分たちはいったい何を議論していたんだろうね?
と言う人が結構多いみたいですね。
僕も議論慣れしていない時はそうでした。
議論をし終わった時には
いっつも虚無感
で、何について自分たちは深めたのか
そして何を自分たちは得たのか
だから書いてみたんです。
とにかく議論の流れを
どんな疑問が出て
どんな意見があったか
そうするとひとつ気付いたんですよね。
自分たちは
抽象的な言葉で
ずっと議論しているだけだ、と。
例えばある製品の価格の決定ひとつとっても
「今の価格設定では高すぎる」
「いや、抑えました」
「まだ抑えられるだろう」
「これ以上抑えるのは無理なんです」
「どうしてお前はいつも無理と口にするんだ」
「無理なことを冷静に判断して無理って言っているんです。判断の速さも必要です」
「もう少し頑張って見るってことも必要だろう?分析が足りないんだ」
「分析は十分にしました」
「全然十分じゃない」
…
どうですか?
結構周りでこういう議論をやってませんか?
やってますよね?
結局ここで一番問題だったのは分かりますか?
どうして生産的な話から口げんかになってしまったのでしょう?
そもそも「高い」ってどれくらいなのかを議論していないってことです。
だから大事なことは
抽象的な言葉が出てきたら具体的に表してもらう
ってことです。
具体的ってのは例えば「数」ですね。
そうすれば
「高いってどれくらいからですか?」
「何円ですか?」
って質問することもできます。
それが分からないと、そうすればこんな議論になります。
「その値段だと●●という部品を取り外す必要があり、製品の質は確実に落ちてしまいます。」
ってな感じに。