人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

佐藤ノート№27 〜一握りの奇跡〜

follow us in feedly

うまくいく模試もあるけれど
失敗する模試も多かった。
それは直前になっても変わることはなく
浮かれたのと同じ分
落ち込んだ。


二浪目の始まりに抱いたのは
計画通り行けば
秋口に記述もマークも順風満帆で
夏開けくらいまではきついけど
それからはストレスに気を使いながら
自分のペースでゆっくりと…。
という理想。

しかしそれは夢のまた夢で
自分のペースなんて
日々の忙しさでかき回されるばっかりだった。


二年使っても
全然満足のいく内容にならないし
余裕で合格なんて
どうすりゃできる
と嘆いた次の瞬間には
やらねばならないテキストのことで
頭をいっぱいにしなければならない。

一浪目の予備校では
学部は違えど
志望校が同じ人間がたくさんいた。
二浪目の予備校でも
少し規模は小さいけれど
同じ大学を目指す人が二桁はいた。
予備校の中だけでも
同じ場所をそれだけ目指す人がいるという状況。

そんな状況を見ても
一浪目のときは
さして気にしていなかったけれど
二浪目の秋口には
大学に合格するって奇跡なんだな
としみじみ思った。

それは「大学にほぼ受からない」
という消極的な気持ちではなく。
自分がなにかすごい勝負に向かっていて
紙一重のところを通ろうとしている
という誇らしさにも似た気持ちだ。

奇跡なんか…。
と多くの人は奇跡を
テレビ番組の中だけにあるものだと思う。
自分には奇跡なんか起きやしない
と考えるし
奇跡を起こそうともしない。


他に大学はたくさんあるけれど
自分が望んだ大学に入ることができる。
それは奇跡だと思っている。
しかも世の中が思うほど
奇跡は自分の力からそれほど離れていない。
矛盾したように聞こえるが
奇跡を起こそうと
最後までしがみついたほうが
きっと奇跡は起こせる。