人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№26 〜まぐれの効用〜

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東北大模試で見事に
8位をとった僕だったが
その後が順風満帆に行ったかと言えば
実はそうでもなかった。
実力の一部だったとはいえ
全く初見の問題ではなかったものを解いて
いい成績を取ってしまうと
「自分の実力を正確に測る機会を
失ってしまった」
と焦りの気持ちが芽生えるようになった。

しかし焦りの気持ちは僕にプラスに働いた。
そのときの僕は結果を
まぐれじゃないか
と疑っていたので
その後の勉強を余計に頑張った。
悪い順位や良い順位が
はっきり出るわけではなく
自分の実力なのか分からない順位だけが
残ってしまったので
そのもやもやを解消するように
必死になったわけだ。

僕はいつも自分の力を
大きく見過ぎる。
人一倍不器用なくせに
人一倍覚えがいいフリをする。
だが
そのとき初めて起こったことは
調子に乗れ
という自分と
調子に乗るな
という自分が
拮抗して存在していたことだ。


自信がないと
人は成長できない。
自分の実力を卑下して
結局自分の能力以下のことで
怖がってしまうからだ。

逆に
過信すると
人は成長できない
現状の自分を見つめない限り
今の自分を取り繕ってばかりいるからだ。

そして僕の場合
自信を手に入れることができたのは
東北大模試以後からだった気がする。
やったことが数で出るのは
ものすごい達成感だったと同時に
これはまぐれかもしれないから
もっと勉強しないとだめだ
と順位に熱くなっている自分を
どこかしら冷たく見つめる自分もいた。


そんなことを言いながらも
まだ過信しすぎてしまう自分がいるのが
現実だ。
まだ間に合うから
と言っているうちに
いつもぎりぎりになる。
今も自信を持つことの難しさを
いたる所で感じている。




今日も素敵な一日でありますように。