seventeenとviviとananの中ですごいのは
良い買い手は、良い売り手
現場をよく見ることは大事だと思います。
頭の中で考えたことって
実は実験室の実験結果でしかないんですよ
どういうことか。
つまり
現場は複雑な要因が関わっていて、都合の良い条件だけ(頭の中で考えた条件)ではないということです。
科学の実験をするときは、実際の条件を想定して再現した中で行うそうですが、条件を想定しているのは人の頭。
想定できることなどたかが知れているのです。
実際の環境に出して見ると、思いもしないことが起きます。
原発と津波もこれに近いことが言われていますね。
具体例で考えましょう。
あるものを製品のデザインとして考えた時に
製作したときはすごく目を引くなと思っていたものでも
それほど好評では無かったりします。
会心のデザインなのに、売れ行きがそれほどでもない…。
なぜなのでしょう?
それは現場を見てみれば分かります。
現場には、自分たちの商品だけが並んでいるのでしょうか?
違いますね。
他社の商品も所狭しと並べられています。
だから、デザインをするときは一冊だけ見て「これは目立つ」と考えているのはまだまだ詰めが甘くて
実際の現場を見て、実際に動いてみて、どんな目の配り方になってみるのかを観察する必要があります。
頭の中で考えたものを外に出してから、それが現場でどんな動きをしているかということを検証しない人って結構多いですもんね。
僕もともすればサボってしまう。
でもそれをしないと、改善のチャンスの大半を失ったことになってしまいます。
そんな現場の例
僕らが一番なじみ深くて分かりやすい例があります。
女性誌の書店やコンビニでの陳列の仕方です。
四の五の言わずに見てみましょうか
「今日は帰っても暇だし、女性誌でも買って帰ろうかしら、んふ」←誰?
「女子力ってのもそろそろあげなきゃなんないし、まじでヤングじゃなくなっちゃうわー」←誰
「ウィーン」(自動ドアの開く音もしくはドイツの首都)
「しゃっせーーーい!!」(活きのいい店員)
「もー女性誌っていろいろありすぎてホント困っちゃうなあ、立ち読みしていくわけにもいかないのよねえ」
「しゃしゃしゃっせーーーい!!」(活きのいい店員)
どうでしょうか、ぱっと見てその雑誌が伝えたいことが目にガバッと入ってきて、思わず手に取りたくなるのは何だったでしょうか。
少なくとも、僕の場合ananでした。
他の雑誌が目を引くようにしてカラフルにしている中で、あえて情報を絞って、それのみを押す。
カラフルにすれば見栄えはしますが、実際の本屋に行けばそんな本はごまんとあるのです。
ananの編集部がそこまで考えて作っているかは分かりませんが、僕は上手いなと思っています。
ちなみに、実際の本棚で見るとこんな感じ
もう、あれでしょ。
長澤まさみの美脚と美尻しか目に入りません、おじさんは。
この本の前で3秒間停止しましたもん。