人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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一歩がなければ十歩はない(前編)

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8月14日に「議員討論会」というイベントに参加してきました。

学生団体C.CHECKという団体と、ドットジェイピーという団体が共同で開催したもので、市議会議員またはそれを目指して選挙に挑戦する人と、被災地域の学生が、政治のこと、震災のことを討論する機会でした。


当日は、UstreamTwitterで生中継されていたらしいです。


僕は友人の紹介でこれを知ったんですが、友人が前日に行けないと言ってきて、正直どうするか悩みました。
しかし、なぜだか分かりませんが、前日あたりから、これから自分が進む道についてかなりモチベーションが上がっておりまして、「一人だろうが、なんだろうが、突っ込んでやる」と息巻いて参加しました。
自分結構なチキンのくせに、こういうときは後でびっくりするくらい判断が極端です。
知ってる? チキンって結構追い込まれると好戦的らしいよ。



そんな話はさておき、議員討論会に参加してきたわけですが、それに参加した狙いは「政治に直接関ろうとする人と討論をしたい」という狙いと別にもう一個あって、そういうイベントに興味を持ってくる人には、おそらく自分と近いことをしたいと思っているか、もしくは自分の考えていることを面白いと思ってくれるのではなかろうか、そしてそんな人にはぜひ仲間になってもらいたいということが、もう一つの狙いだったわけでございます。



議員討論会の進め方ですが、これが良く練られておりまして


第一部 : 震災や政治一般について、学生だけのグループディスカッション(3、4名)
第二部 : 第一部の各グループに、議員・議員立候補者が一名ずつ入って、第一部で話題に上がったことを議論する
第三部 : グループをシャッフルして、第二部と同じく、グループに議員・議員立候補者が一人つき、議論する

第四部 : 第三部の終わりに、代表を各グループ一名選出し、その学生代表8名と、議員・議員立候補者が、議論する


てな感じになっておりました。



今回参加した議員・議員に立候補する方は
相沢和紀
甲田りょうじ
小田島久美子
庄司あかり
すげの直子
沼沢しんや
ひぐちのりこ
渡辺孝信
(敬称略)
の8名でした。


ちなみに、沼沢さんの当日のTwitterに載せた画像に、僕思いっきりうつっています。



同じグループになった学生は、実際に、被災地に何度も足を運んでいたり、復興のボランティアを立ち上げたり、ボランティア団体を介さずにボランティア活動をしていたり、と様々な立場の人が集まり、討論していて新しい発見があり、めちゃくちゃ面白かったです。

今回、僕と一緒のグループになった人の所属しているボランティア団体は次の団体でした。


笑顔311Ustreamを使って、仙台から毎週月曜日、被災地情報を送っています)
復興TVYOUTUBEを使って、ボランティア団体の告知を動画配信しています)


それで、僕らのグループが第一部の中で、行った議論の中身の一部を紹介するとこんな感じでした。

・復旧という話が出ているが、一人で買い物が行けないお年寄りがいるなど、そもそも震災どうこう以外の問題を、復旧とともに考えていくべき
・議員の行っていることは生活していて知る機会がない。そういった状況で発信をどうしていくのか
・議員に対して意見を言おうとしても、敷居が高い



第二部・第三部では、実際に議員の方・議員に立候補する方と討論したのですが、地道に歩いて個人個人と直接話してニーズを調査することが多いことが話していて感じたことです。

それでも、やはり、身の回りには議員の存在がいつも感じられるわけではないですし、敷居が高いと感じていることは議論になりました。
実際、僕は参加した8名を誰ひとりとして知りませんでした。


また、被災地での行政と任意団体やNPOとの連携が悪いことも、議論の場に上がりました。
例えば、避難所ごとに縦割りができていて、せっかくの支援物資が、余分にあるところから足りないところに分け与えられなかったり、まだまだボランティアは足りないのに、連携が悪いせいで数が足りなかったり、意欲のある人に足踏みさせてしまっている現状などなど。

これらの問題に対して、担当者の問題なのか、制度の問題なのか、という議論もしました。



※今回、グループディスカッションで僕が討論した議員の方の名前は
すげの直子
ひぐちのりこ
(敬称略)
でした。


で、第三部終了時に各グループ内で、第四部に参加する学生代表を一名ずつ決めるのですが

僕、選ばれてしまいました。


それで第四部ですが、学生代表と議員・議員立候補者で、机を向かい合わせにして、討論をします。


その中での議論は次のようなものでした。


・議員の定数は削減すべきか
フェイスブックによる直接民主制は実行すべきか
・議員・議員立候補者は、これまで震災に関してどんな活動を行ってきたのか
逆に学生代表への質問は
・議員を選ぶ時にどんなことを基準にしてきたか


僕が聴いていて一番面白かった議論は、フェイスブックでの直接民主制の考え方です。
その点に関して、もっと自分から質問をしたかったんですけど、時間の関係上できませんでした。残念。




そんな中、一番印象に残った質問と、応答がありました。


一歩がなければ十歩はない(後編) - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログに続く