人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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浪人で入学入社した人へ 周りが後輩だと成長しません それで、ぼくはこうしました

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ぼくは大学を二浪して入ったので
気づくと周りが後輩ばかりでした。
バイトして入った職場も、
主たる時間は周りが後輩だらけでした。

クリームときのこのつぼ焼きの中身(トロイカ)
クリームときのこのつぼ焼きの中身(トロイカ) / Sugawara / yuma


ある日気づいたのです。
あ、やばい、何の成長もしていない。ぼく。

それはアルバイトとしてスタッフをまとめていたときに
働いていたまわりがどんどん結果や成績を上げて行くのに
ふと我を見ると同じ失敗や悩みを抱えていたからでした。


どうしてそんなことになったのだろう
と考えてぼくの身の回りの環境を考えてみると、分かりました。


後輩を目の前にすると自然と
「助言しないと」「助言したい」スイッチが入ってしまうのですね。


ぼく自身、もともとそういう気質があって
「相手に何かぼくの思っていることを伝えたい」
が転じて
「相手にアドバイスしたい」
という状態に変わるんです。


もちろんそれが良い方向になることもあります。
目上の人や上司には、自分の意見を言うことで
「お、きちんと考えてるな」とアピールすることもできます。


けど、これを「後輩」に対してやるとどうなるか
そもそも相手に対して言ってばかりで
ぼくは何も学ぼうとはしないわけですね。


相手を後輩とする見方は、つまり相手を
「ぼくよりも少し足りない存在」
「ぼくが教えるべき存在」
と捉えてそう呼んでいたり考えていたのだなあ
そう気づかされました。


自分が教える立場なんです。
学ぼうとするわけがありません。


そうやって、
一時の偉さに喜びを見いだしていると
あとで損するのはぼくだということに気づく結果に。



定期的な読書&周りを後輩と思わないことで自分を変えた


これはどげんかせんといかん!ということで
対策を2つとってみたわけです。


対策:定期的に本を読んで叱られる

who thinks i have a book problem? (274/365)who thinks i have a book problem? (274/365) / sleepyneko


周りに目上がいないなら作ってしまえということで
自分が目上だと思う人の本を買うことにしました。


本を読むことで意図的に
ぼくよりも目上の人の意見を目にするようにしたわけです。


気に入った本があるから買うのではなくて
定期的に買い、読むようにしました。

だって、
会社や学校で叱られるときって
自分が「叱ってください」というタイミングではなく
予想しないタイミングで飛んで来るものですよね。


だから、本を買うのもたとえ自分が求めていなくても
「2週間に1冊」というように買うようにしたのです。

そうすると、ドンピシャなアドバイスに出会ったりします。
けど、これは意図して本を買っていたら
ありえなかったことでした。



対策2:周りを後輩だと思わない

Showing respect (RIP Ku, Sept 19, 2008)Showing respect (RIP Ku, Sept 19, 2008) / gwaar

これはもう究極の対策だと思うのですが
周りの人間を後輩だと思わない
自分の中の哲学さえも変えてしまおうと。


「この人、何がすごいんだろう?」
「自分に足りないものを何もっているんだろう?」
とまず見るようにしました。


そしてその得意そうな点を
「どうしてそういうことできるの?」
って聞いてみる。


そうやって見方を変えようとして行動を変えると
自ずと考えも変わってきました。少しずつ。
やたら人当たりの良い人。
やたらミスが少ない人。
やたら営業が上手い人。
全てが学ぶ対象に見えてきました。


これは、ぼくの尊敬する方が言っていたのですが
「自分は誰に対しても『〜さん』をつける。
 『くん』でも『ちゃん』でもなく」
って言ってらしたんだけど、
その理由がまさにこの哲学があるから。


その方は
アメリカのベンチャーばりばりの地域で
働いていらっしゃるのですが
そうすると自分よりも年下なのに
めちゃくちゃできるやつがゴロゴロいる。
だから年とか入社とかそんなので
教える対象が誰とか考えてたらわけ分かんなくなる、と。


相手に対しての尊敬を形で示すために
誰にでも「さん」をつけていたのです。
ぼくにもつけていました。



特に日本は年功序列型ですので
年齢的な問題で自分が一番先輩になる可能性が高いのですが
とにかく見方を変えたり行動を変えることで回りに先輩をつくる。
可愛い後輩も嬉しいですが、
可愛い先輩に囲まれるのもまた、幸せです。


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