人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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昨日のぼくは今日いないけど

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4時まで起きていました。

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一日の終わりっていつだろうと思う。
カーテンを開けるともう日差しは差し込んでいて、
時計を見なければ明け方なのか、日が沈んだのか分からない自分。


一日の終わりっていつだろうと思う。


人の一生って、
一周が何度も何度も回転するイメージなんだろうか。
一直線を終点まで進んでいくイメージなんだろうか。

そのイメージは
毎日の中でまた同じことが起きて行くか、起きないか。
そんな風な考え方にもつながると思うのです。

実は。
前の日と次の日の間には大きな溝とか暗闇みたいな瞬間があって、
そこで記憶を書き換えられるんだ。
昔はそんなことを考えていました。

昨日のなかでじぶんに必要ない記憶は、
その溝であたまからすっぽり抜き取られる。
そして、次の日のじぶんは抜き取られたことを忘れている。

そう思ってずっと起きていたときが昔あって、
けれど、とうとうそのときはやって来ず。
いや、知らぬ間に抜き取られていたのかもしれないけれど。

そんな昔のことを思い出しました。

あとほんの数時間したらぼくはまた目を開けるけど。
その数時間で、ぼくは昨日の自分をいくらか忘れてしまっているのかな。
ちがうじぶんになってしまっているのかな。


そうして、慌てるようにして布団に入って目を閉じました。


目を開けると、もう、さっきまでの日差しとは違って、
次の日がノロマな僕をおいて行くように始まっていましたとさ。
いくらか昨日のじぶんを忘れているのかもしれないけど
自分で憶えているくらいは、せめて憶えていてやりたいなと
思いましたとさ。