人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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恋愛詐欺師は「一生懸命で強い女性」ほどダマシやすい

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一生懸命がんばってると思ってる強い人ほど、実は恋愛でつけ込まれやすい。

そういう人に対して、恋愛詐欺師の手口はコレ。


「わかるわー」と言う。


その「わかる」が一番あぶない。
本当は、何もわかってないのに。



恋愛詐欺師は具体的にこう攻め込んでくる

Sea urchin roe
Sea urchin roe / sigusr0


さて、恋愛詐欺師の手口を覗いてみる。


「仕事とかさ、最近お願いされること多くてさ」
「◯◯さん、すごい仕事頑張ってそうだけど」
「まあ、ね。もうほんとにまわり仕事ぼんぼん投げてくるから困ってるんだけど」
「いやさー、◯◯さんめちゃめちゃ頑張ってるじゃん」
「ほんとに」
「それつらくない?じぶん頑張ってるのにそこまで孤独だと」
「まあ、結構しんどくもなるよね」
「なのに、どんどん期待されるから仕事ふられるのね!」
「そうそう!」
「わかるー。おれもあるもん、そういうこと、たまに」


はい、コツは
「ほめて」
「辛さを引き出して」
「じぶんも分かる」
で完成です。




なんもわかってないのにわかられた気になるカラクリ


Want to eat me? Hurt your hand first!
Want to eat me? Hurt your hand first! / ePi.Longo


さっきの手口がどういう効果があるかと言いますと

まず、ほめますよね。
「すごい仕事頑張ってそうだけど」
これで、「あなたの話きくよアピール」の完成です。
ほめることで、相手に「全面的に味方するよ」「弱み見せても大丈夫だよ」と感じさせます。


そうすると、相手も「いや、実は私もがんばってるんだよ、けっこう」という本音を吐き出します。
本音は心を許すサインです。
普段は相手をほめるような人が愚痴を言いだしたら、本音です。

そこでたたみかけます。
「めちゃめちゃ頑張ってるじゃん」
本当に感心したように、もう一押しほめます。

そこで、今度は弱い部分を引き出します。
「じぶんはこんなにがんばってる」ということを言ってもらいます。

「それつらくない?じぶん頑張ってるのにそこまで孤独だと」

孤独を受け止めてくれるひとは、その人にとっての唯一の理解者のポジションに座ることができます。
これでほぼ伏線は完了です。


「どんどん期待されるから仕事ふられるのね」
困ってるけど、ほめてほしいところをひとつにして
ベタ褒めにならないようにすることで、「ほめすぎて怪しい……」という警戒をときます。

そして最終奥義です

「わかるー。おれもあるもん」

これで、相手の本音と孤独を共感できる唯一絶対のポジションを確保します。


でも、なんもわかっちゃいないのです。
だいたいそういうだろうな、というところに伏線をはって、
女性がうなづくポイントに導いただけなんです。

前にも書きましたが、「わかる」なんてそうやすやすと言えたもんじゃないんですよ。

copy.hatenablog.com




だまされない人は「テキトーな人」


Sea urchins tickle
Sea urchins tickle / Lisa Brewster


「じぶんはがんばっている」
「じぶんはけっこう苦労してる」
と思ってる人が一番あぶない。

そういう人って、一見強そうに振る舞うんだけども、不満や悩みをポロっとこぼす。
そしてじぶんが強い自覚があるから、だまされてると思いたくない。


それを見るやいなや、攻め込みます。


あと、そういう人ってすごい、一生懸命考えてるんですよね。
そして「じぶんは一生懸命がんばってる」ということを会話のはしばしで言う。

だから、
「ああ、がんばってるって認めて欲しいんだな」
「きっと悩みをため込んでるな」
そう判断されます。




一方で恋愛詐欺師にだまされない人。
それは、「テキトーに力を抜く人」

ものすごい一生懸命やってるわけじゃないし
一生懸命やっている自負もないから、「ほめて」「辛さを引き出す」が効かない。


「◯◯さん、すごい仕事頑張ってそうだけど」
「まあ、ほどほどにね」
「いやさー、◯◯さんめちゃめちゃ頑張ってるじゃん」
「いや、テキトーだよ?」
「つらくない?じぶん頑張ってるのに」
「いや、マジで私ほんとテキトーだから申し訳ないくらい」
「おれもテキトーって言われるもん」
「テキトーが一番だよねー」
(あれ……)


はい、撃沈です。

こういうふうに、弱いところに付け入るスキがない。



***



はい、このように「じぶん頑張ってる」という一生懸命なひとほど、恋愛詐欺師は「わかる」を使って、あなたの心をもてあそびます。

気をつけてください。


そして、毎度のことながら
合コンで研究して身につけたこの技を使い倒したことを懺悔して結びのことばとします。


そして、前回の記事があまりにも反響が良かったので、今回もこのシリーズで書くことにしました。
コメント下さった方、ありがとうございます。


人生を、かっぽしよう

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