人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

MENU

はたらくことが虚しくなるとき

follow us in feedly

ふらっとベンチに座り、僕の視線の向こう側にひとりの男性が見える。


彼は、駐車場案内のバイトをしているんだろう、と。
詳しくは分からないですけど。

けど、彼はさっきからずっとスマホを見ている。

車が来ると、さっと立ち上がって車を誘導する。

車がなくなると、また座って画面を見る。

あー。と。

働くことがつまんなくなる瞬間。
時間がお金になっていく瞬間を見た気がして。

与えられたことの中に、自分が楽しむ意味を見つけられなくなると
それは単に自分の時間を切り売りしていくことを意味してしまう。

例えば駐車場案内の最中に
ここは、どの時間帯に、どれだけの人通りがあるとか
そんなことを考えるだけでも全然その時間の楽しさが違うのに。

そんなことは一銭の価値にもならないかもしれない。
けど、一銭の価値のために働いてしまうことは
自分の人生をどこかむなしくさせる。

流れて行く時間を忘れるために
「今この瞬間」
ではなく
「いつでもどこでもできる時間」
へと置き換えて。
携帯画面を開いてしまう。


そうやってスマホを開いている内に、金額のメーターは動き
金額のメーターが動くのを、ひたすら他の時間で潰していく。

ちゃりんちゃりんとお金の音がする。


そうやって老いて行くのだろうか、とか考えると
無性に働くことが悲しくなり。

そういう働きに自分も生かされているんだということに
無性に悲しくなるのです。


人生を、かっぽしよう

このエントリーをはてなブックマークに追加


関連する記事


僕が時給1,200円のバイトを初日に辞め 時給680円のバイトを選んだワケ - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログ

たかがコピーとりがなぜ僕を感動させたのか 後輩が実践したたった1つのこと。 - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログ

仕事の大切さをたかが封筒づめで教えられた。 - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログ

本を読んでも成長しないので書き込み方を変えたら成果が倍になった - 人生かっぽ — 佐藤大地のブログ



書いた人をフォロー


Facebookフォローで情報受け取る方はこちら↓


毎日複数記事アップ中。このブログをフォローする。
follow us in feedly