人生かっぽ

人生かっぽ —佐藤大地ブログ

哲学、言葉、人生観、仕事、恋愛、など人生をかっぽするような物語をつむぎます。宮城県 仙台市を主な活動拠点とする佐藤大地のブログです。2014年からEvernote公式アンバサダー。大学院では政治学を研究していました。

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佐藤ノート№20 〜知行合一〜

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一浪目と二浪目の決定的な違いを
今まで何個もあげてきたけれど
まとめてみるとぴったりくる言葉がある。

知行合一

多くの偉人とされるおじさんやおばさんが
この言葉を掲げてきた。
その細かいニュアンスなどは
人により違うものの
僕が解釈しているように説明するならば

知識を言葉として
頭に入れただけでは使えず
それを体で実行し経験とすると
人生の糧となる、ということだ。

その逆も同じことで
体で経験したことを言葉にしなければ
せっかくの経験が
一回限りの水ものでしかない。

教科書の上の言葉であって
こんな言葉とは受験上の付き合いだけだと
僕は思っていた。
だが、二浪目までの僕は
全く「知」だけしかない人間だった。
勉強もせずに学習参考書ばかり読み続け
地道な努力を怠り近道を探し
探しては飽きて実行しない。
だから二浪目で
知行合一」という言葉に
出会ったことは幸運だった。
出会ったと言うよりも
半ば自分の中でそのことに気づいていて
しっくりくる言葉に出会った
ということかもしれない。
その経験自体が
知行合一ではあったのだけれど。
何かあるとすぐ「知行合一」を掲げた。

いつも間違える経験は
書きつけておかないと同じ経験をする。
自分で編み出した攻略法も
反復経験しなければ身につくことはない。
現代文がもっと心に響くようになった。


受験の後
言葉が重たくなったね、と恩師に言われて
びっくりしたことがある。
同時に
君の言葉は地に足がつくようになった
とも言われた。
その言葉の意味は分からなかったけれど
わけも分からず号泣した。

合格おめでとうと言われるよりも
嬉しかった。


今も知識欲は強い。
自己啓発本はやたらと手を出してしまう。
けれど、かつてと違うのは
それを実行してひと段落としていることだ。
研究も同様で
けなす意味で使われる「学者」がするような
宙に浮いた理論を
弄ばないように気をつけている。

いつも人間の顔や生活を
想像して考えるようにしている。




今日も素敵な一日でありますように。