「それ いらなくね?」イラつく彼の言葉が「裸の王様」の僕を実は救ってた
「それいらなくない?」と言ってくれる彼と離れたことが、ぼくの「裸の王様」の始まりでした。
「それ いらなくない?」
「いるって!いるからやってんじゃん」
ぼくがそういう反論をすると
「なんで?」
「あん? だってさ……」
ぶつくさぶつくさ……
彼とぼくはそういうやりとりをいつも繰り返していまして。
せっかくこっちが考えてきたことに対して、平気で言う。
よくケンカしていました。
だからぼくは彼があまり好きじゃなかった。
むしゃくしゃするぼくは、次第に彼に何も見せなくなって行きました。
相談しなくなって、一緒にいろんなことやろうという関係からいつの間にやら彼も離れて
あまり連絡しないようになりました。
友人と疎遠になったら「木と鳥の関係」を考えるとスッキリする【疎遠になったときの対策】
ちょっと前まであんなに親しく付き合っていた人が、いなくなった。疎遠になった。
あの人にも嫌われたくないし、あの人にも嫌われたくない。
ぼくはずっと心の奥底でそう思ってて。
そして、ぼくだけじゃなくてそう相談されることもよくあって。
まわりから人が消えていくのが寂しかった。
仲たがいにせよ、方向性の違いみたいなことにせよ、何にせよ、さびしい。
「木と鳥の関係」
周りの人間と付き合うには、自分は木になって、周りを鳥だと考える。
そんな肩の力を抜いた関係を意識できるようになったら、少し楽になったんです。